食べ物によって摂取できるレチノールの効き目とは

レチノールの体内での働きは体全体の皮膚や粘膜の代謝を高めることです。
肌に直接使用するレチノールのように、特定の部位の代謝を高めるということは出来ませんが、肌全体の代謝に効果があることが食物によって得られるレチノールのメリットと言えます。

動物性レチノール

レチノールは動物性のたんぱく質に多く含まれています。レチノールを豊富に含む食品(肉)は次のようなものです。
(100g中のレチノール値μg※です)※マイクログラム

レバー
➀鶏レバー・・・14000 μg

②豚レバー・・・13000 μg

③あんこうきも・・・8300 μg

④ウナギ肝・・・4400 μg

⑤レバーペースト・・・4300 μg

⑥うなぎ(蒲焼)・・・1500 μg

⑦ほたるいか(生)・・・1500 μg

⑧牛レバー・・・1100 μg

⑨ぎんだら・・・1100 μg

⑩あなご・・・890 μg

野菜のβカロテンから生成されるレチノール

にんじん野菜に含まれているβカロテンという色素成分は、体内に入るとレチノールの不足分に応じて変換、吸収されます。
βカロテンは強力な抗酸化作用をもつ成分で、肌細胞の酸化も防ぐため、光老化や日焼け、紫外線によって酸化した細胞を還元(抗酸化)することによって細胞の機能を正常に保ち、美容効果の高い成分であるといえます。
また抗酸化物質が身体全体にゆきわたることで、血液の酸化を防いで血行をよくする作用があるため、細胞内の老廃物を効率的に排除でき、体全体の細胞の免疫力を高める効果があります。

βカロテンを豊富に含んでいる野菜は次のようなものがあります。

➀にんじん(ゆでたもの)・・・720 μg

②ほうれん草(ゆでたもの)・・・450 μg

③しゅんぎく・・・440 μg

④にんじんジュース・・・370 μg

⑤こまつな(ゆでたもの)・・・260 μg

⑥ブロッコリー(ゆでたもの)・・・64 μg

⑦トマト・・・45 μg

 

食物によるレチノール過剰摂取は?

レチノールの過剰摂取による副作用は存在しますが、食物から吸収するレチノールによる副作用には様々な意見があります。
副作用を起こすほとんどの場合はサプリメントなどによる人工的に精製されたレチノールの過剰摂取によることが多く、食物からのレチノールによって起こる副作用はないという研究もあります。
野菜類に含まれているβカロテンはレチノールの材料になりますが、体内ですべてがレチノールに変換されるわけではなく、その時に不足しているレチノールだけが変換・吸収されるため、過剰摂取にはならないとされています。